日: 2019年5月26日

令和元年夏場所十四日目

朝乃山関、初優勝おめでとうございます。

初土俵(三段目付け出し)から所要20場所でのスピード幕内優勝となりました。これは輪島(15場所)と琴光喜(16場所)に次ぐ第三位の記録のようです。

十三日目の「誤審問題」で勝ち星を拾って本人も気にしていたようだけど、今日の豪栄道戦は先に上手を取られながら出足で上手を取った気迫の相撲でした。

なんだこのモヤモヤした感じ

そして、栃ノ心はまさかの変化で鶴竜に勝利。取組の意味合いからするともっとブーイングを買っていたはずですが、館内も非難一色に染まっていたわけではなかったようだし、各報道機関からもそういう論調は今のところない様子です。誰も明言はしないけど、「あの一番で変化はナシだけど、昨日の気の毒があったから、チャラね。」みたいな空気が醸成されている気がする。

そして、この問題と直接関係はないけど、千秋楽の割りは十四日目の取り組みがすべて終わってから編成するという審判部の異例の対応。これについて、時事通信社の穿った記事が目に留まりました。

阿武松審判部長(元関脇益荒雄)は「千秋楽に良い取組を決めるためにした」と説明したが、優勝争いがこんな展開になることは毎場所のようにある。今後もこうした対応があるのか、との問いには「これは…分かりませんが、あとでいろいろ(意見を)聞いて」と言葉を濁した。よもやトランプ大統領の来場に備え、滞在時間が延びて警備の負担が重くならないよう、なるべく優勝決定戦を避けられる取組も念頭にあったのか。そんなうがった見方も出てくる。

時事通信社 時事ドットコム編集部 2019年5月25日(土)

なるほど。結果的に十四日目に朝乃山が幕内優勝を、栃ノ心が大関復帰を決め、千秋楽に波乱を持ち越さなかったのは協会孝行ということになるのだろうか。穿ち過ぎか??

もちろん朝乃山の優勝について文句のつけようはないし、その朝乃山に「おめでとう」と声を掛けたという栃ノ心は、中継の大関復帰インタビューで清々しい顔をしていたので、私のモヤモヤなんてどうでもいいのだけれども。

ビデオ判定採用から節目の50年目となる場所で奇しくも再燃した「誤審問題」、支度部屋での涙とその翌日の大一番での変化、審判部の異例の割り編成、スッキリとしないものがいろいろ残ったけど、これが白黒をはっきりさせない大相撲と謂われる所以なのか、そんな紋切型な感想が、令和初めての場所に関するとりあえずの私の所感なのでした。


いや、まだもう一つのビッグイベントが残っていた、千秋楽に。

ひとまずこれを見物しながら、今場所の総括と来場所の土俵の展望をゆっくりと考えることにします。

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