月: 2019年5月

令和元年夏場所十二日目

「壁は厚かった」

さて、来場所の番付を占う幕内中位の四人の若侍(竜電は決して若くはないけど)の取組結果は、

  • ●竜電 - 鶴竜〇
  • 〇阿炎 - 高安●
  • 〇明生 - 栃ノ心●
  • ●朝乃山 - 玉鷲〇

朝乃山はいつもの立ち合いで玉鷲に右を押っ付けられ、惨敗。北の富士さんも思わず独り言ちるように「思ったより壁は厚かった。」

明生は先に立ちたくて注文をつけながら、 これまたいつもどおり差し手の右から大きく踏み込みました。栃ノ心の立ち合いの迷いにも援けられて快勝。

阿炎は僥倖での勝ち。竜電は見せ場を作れず。

結果については明暗分かれましたが、いずれの力士も自分の相撲を貫きました。そして、やはり幕内上位ではいずれの若武者も苦労するだろうと予感させる内容でした。(付け加えるようで申し訳ないけど、そういえば琴恵光もベテラン・隠岐の海の圧倒的な懐の深さに屈する形での負けだった。)

でもそうでなくては面白くないですよね。時代が変わってあっさりと幕内上位の顔ぶれが入れ替わるのでは、大相撲ファンは納得できない。

彼ら若侍の成長物語が令和の土俵の語り草とならなければ。

夏場所は残り三日。

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令和元年夏場所十一日目

気の早い話をして良いですか?

阿炎と竜電が上位を喰って、これで7勝4敗。それぞれ前頭の4枚目と5枚目ですから、ここからの星次第では来場所三役昇進すら見えてきました。まだ勝ち越してもいないのに気が早いか。

ここに1敗で走る朝乃山と、中盤白星を連ねてやはり7勝4敗の明生を加えて。

どうでしょうか。想像するだけでワクワクするような幕内上位の番付が出来上がりそうです。

いやいや、その前に明日の割りがこれまた魅力的。

  • 竜電 - 鶴竜
  • 阿炎 - 高安
  • 明生 - 栃ノ心
  • 朝乃山 - 玉鷲

優勝争いも混沌としてきて、トランプ大統領もまた贅沢な千秋楽の正面桝を独占したものです。

朝乃山について

ツイッタープロフィールで「好きな力士、朝乃山」と書いているにも関わらず、優勝争いを引っ張る彼についてまだ何も書いていないことに気づきました。

何しろ彼の相撲は完成に近いので、書くことがあまりないのです(笑)。

二日目の正面解説の荒磯親方も朝乃山の相撲を絶賛する一方で特段アドバイスが無かったのは、同じ理由からでは?なわけないか。

左足を踏み込んで、右差し左上手の大らかな立ち合い。やや踏み込みすぎるので、あの差し手を北勝富士や御嶽海に押っ付けられてバランスを崩されたら、、、心配はあるけど。まず余計なことは何一つせずにこのまま幕内上位で相撲を取ってみてほしいものです。話はそれから。

あとは量的な稽古とマイナーチェンジの一つ二つで大関の相撲なのだから。

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令和元年夏場所十日目

熱戦の前に

珍しい光景が見られました。松鳳山と明生の立ち合いです。

突っかけるでもなく、両者立てずに機を窺うまま数秒間が経過しました。

それもそのはず。この両者は今幕内で最も「先に立ちたがる」力士二人ですからね。

両者は先場所で初顔合わせ。先場所の立ち合いもやや両者牽制する動きがありましたが、結局松鳳山が先手を取って右から張り、突き合う展開となって松鳳山が勝利しました。

今場所は、先の取り組みを意識して、駆け引きがより先鋭化したのか?

来場所以降もこのカードの立ち合いは要注目です。

大栄翔は立ち遅れたのか?

一方、大栄翔と琴奨菊の取り組みでは、大栄翔が大幅に立ち遅れました。

「立ち遅れたのかもしれないし、意識したのかもしれない。」と不知火親方(元若荒雄)

確かに、この立ち遅れによって結果的に大栄翔の諸筈がピッタリと嵌ったのです。

実は今の幕内土俵では(昔はどうだったか知らないけど)、突き押し力士の方が比較的遅れて立つ場合が多いのです。もちろん、その方が立ち合いで有効打が入る可能性が高いことを知って、意識してやっているのでしょう。

それでは、今日の大栄翔もわざと立ち遅れた?

何度か確認しましたが、いや、一瞬立とうとして立てず、結局立ち遅れた動きは、明らかにアクシデンタルなもの。 大栄翔もそこまで立ち合いで策を弄するタイプではありますまい。

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