月: 2019年5月

令和元年夏場所三日目

今日は立ち合いでの張りが多かったですね。

千代翔馬・琴恵光、豪栄道・遠藤の取り組みでは両者が立ち合いで手を出していきました。中でも豪栄道の取り組みは左右対称の張り差しという”珍形”が出来ました。

阿炎がノッている

今日は200kg級力士の千代大龍を相手に電車道での押し出し。

三保ヶ関親方(元栃栄)と舞の海さんの解説では、 千代大龍の頭に先場所の変化負けがあり、踏み込みが遅れたのではということでしたが、それは「立ち遅れ」の理由の半分だと思います。

阿炎が明らかに先の先を取りに行っています。

その理由の一つは、当たった際の足の形にあります。

相撲内容からすると意外ですが、実は阿炎は決して「何が何でも先に立とう」というタイプではありません。どちらかというと 諸手を有効に入れるためにタイミングと間合いを図っています。

膝と腕を伸ばし切り、そこまで足を踏み込まないのが通常の阿炎の立ち合いなのですが、今日の取り組みでは左足を半歩出す格好になりました。これは、千代大龍が踏み込むよりも早く阿炎が立ったということであり、阿炎が意識的に先手を取りに行った結果なのです。

千代大龍を青房下に突き出して、気炎を吐くようなドヤ顔。今場所の阿炎は、土俵上の顔つきまで違うような気がするのですよね。

今場所の阿炎は西前頭4枚目。奇しくも白鵬の休場によって横綱・大関戦との割りが組まれることになりそうです。

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令和元年夏場所二日目

もう一人幕内下位に注目力士

昨日は幕内中下位の小兵力士について触れましたが、実はもう一人注目している力士がいます。

錦木です。

シンプルに胸を合わせに行く立ち合いで、前捌きもなまくら過ぎたため、幕内上位はまだ家賃が高かったようですが、 飛んだり跳ねたりがない分、星の数が素直に実力を表してくれる力士だと思います。

その錦木の力量、今の幕内下位では一体なんぼのものなのか!?

今日は巨漢・魁聖に両差を許しながら右小手に振って勝利。

相変わらず両腕の動きが中途半端でしたし、荒磯親方(元稀勢の里)の解説でこれから錦木が目指すべき「捌きの形」を聞いてみたかったのですが、残念ながらその方面のコメントはありませんでした。

ポジティブな言い方をすれば、荒磯親方を以ってしても、錦木の相撲はスケールが大きすぎて測れないということか。

次に身に付ける武器の内容次第で、がらりと様変わりする可能性を秘めているのが錦木の相撲です。荒磯親方が細かい技術的な指導を行って、錦木がすんなりとそれに従いこじんまりと纏まっては、錦木ファンとしてはむしろ期待外れかもしれません。

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令和元年夏場所初日

幕内中下位の小兵力士に注目

炎鵬は隆の山以来の二桁kg体重の幕内力士になります。

徳勝龍相手に初日を挙げてのインタビューでも、涼し気な表情で快活に受け応えしていました。やや童顔なイケメン、相貌だけで言ったら舞の海さんよりも「牛若丸」の異名が相応しそう。

二枚目力士としては先輩の遠藤がいるわけですが、受ける印象は大分異なります。炎鵬に引き比べて遠藤の方は口数が少なく眉間に憂愁を帯びていて、マスコミもあまり好きではなさそう。

音楽に例えると、長調の炎鵬に対して短調の遠藤とでも言いましょうか。新時代の幕内の土俵は「イケメン番付」にも東西に対照的な横綱を揃えたことになります。

ところで、同じく二桁体重で小結まで張った舞の海さんは、初日の向こう正面解説で今場所の技能賞に注目していました。炎鵬の近い番付には石浦・照強など他にも小兵力士がいるから、と。

幕内の中下位には明生、琴恵光など他にも個性的な若手小兵力士たちが花を添えており、最近の幕内下位は上位とは異質な「生態系」を形作っています。しかしこれは言い方を換えれば、彼ら若手小兵力士が幕内中位の壁を突破して、役力士との割りが組まれる番付まで進めないでいるということ。

今場所の技能賞もさることながら、誰が下位を抜け出して幕内上位に番付を進めるのか、これも令和最初の土俵の一つの見どころになりましょう。

解説陣の幕内優勝予想は?

さて、初日恒例の解説陣幕内優勝予想では、舞の海さんが鶴竜を、北の富士さんが豪栄道を推していました。

初日に豪栄道を推しても裏切られるのが最近のジンクスであることを意識してか、舞の海さんは北の富士さんに対して「珍しいですね??」と確認するような言い草。

画面には映っていなかったけど、口元に悪戯っぽい笑みを浮かべる舞の海さんの顔が、私には見えたような気がしましたよ。

私は栃ノ心の名を挙げておこうと思います。

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