月: 2019年9月
栃ノ心は厳しそうだ
角番の今場所、8勝できるかどうかというと微妙なところです。
twitterでも呟きましたが、今場所の栃ノ心は上手が遠い。
栃ノ心といえば、上手側の左足で踏み込み前褌から脇褌辺りを求める正統派の四つ身の立ち合いをする力士です。
その栃ノ心が今場所二日目の朝乃山戦では、上手を求めるというよりむしろ朝乃山の差し手を押っ付けにいくような立ち合い。らしくない。
今日は素直に友風の上手を求めに行きましたが、全く届いていません。
そして三日目の北勝富士戦も寄り切りで勝利したものの、上手を引く親指側に力が入っているような、ぎこちなくエレガントさに欠ける寄り身。
おそらく複数個所にまだ怪我を引きずっているのでしょう。
そして昨日四日目は幕内で久しぶりの髷反則。受難の場所が続きます。
好敵手
”ライバル”という関係はメディアが煽り立てれば形成されるけれど、何場所、何年にもわたる”好敵手”というのはなかなか簡単に見つかるものではありません。
つらつらと旧ブログを見ていたら、「勢・照ノ富士が数々の名勝負を生む予感」という記事を書いていたのを見つけました。
桁違いにスケールの大きい照ノ富士の相撲に対抗できるのは、上背もあって下手や差し手で振り回せる勢だけ、そんな見立てでした。
今から5年前の平成26年のこと。世代は異なりますが、勢も照ノ富士も日の出の勢いで幕内上位まで番付を駆け上がっていた頃です。
結局両者の出世争いは照ノ富士に軍配が上がりましたが、照ノ富士は両膝を、勢は右の肘を、両者の得意な相撲が祟る形で怪我を負い、今彼らは幕内から姿を消しています。
積年の好カードというのは両者の世代、取り口、活躍の時期、複数の条件がハマって辛うじて成立する稀有なものです、横綱・大関を除けば。
さて。
両腕を駆使して相手の出足を凌ぎ、先場所の意趣を返すような遠藤の朝乃山に対する逆転勝ち。
遠藤28歳、朝乃山25歳か。遠藤だってまだまだ大関を目指せる年齢です。これは令和指折りの好カードになるのではないか、、、と密かに興奮を抑えきれない秋場所四日目なのでした。
たまには優勝予想でも
してみましょうかね。
実は、今日琴奨菊に勝っていたら妙義龍と言いたかったのです。
左腕で押っ付けてから絶好の前褌を取った後、そのまま出足で寄っていたりなんかしたら、自信を以って推していたところなのですが。
番付を鰻登りしていた頃、妙義龍の特徴といえば両差し出足でした。その出足がやや鈍ると同時に廻しを引く相撲を見せるようになって幕内中下位で低迷し、最近は以前の出足の相撲に原点回帰してきているように見えます。初日の志摩ノ海、二日目の琴恵光との取組でもその片鱗をうかがわせています。
その低迷期に 、旧ブログでは「廻しを引いての出足で妙義龍の相撲は完成する」ということを(お節介にも)口やかましく書いていました。
なので今日も琴奨菊の前褌を引いた時には、「おっ!?」と思ったのですが、、、
足が出ませんでしたね。やはり妙義龍は廻しを引かない方が良いのかな。
さて、貴景勝と朝乃山の取り組みについて。
朝乃山があまり見せないカチ上げを見せ、左右の足がいびつに大きく開いたところで、貴景勝がおもむろに叩きました。
相手をよく見ている冷静さも買って、貴景勝を幕内優勝本命に推します。