令和二年初場所初日
炎鵬
が今場所もう一回ブレイクしそう。
今日は懐の深い宝富士に右の上手を取られながら下手投げの勝ち。まるで舞の海さんの十八番を奪うような、見事な下手投げでした。
「上手を取られたけれども、相手が出てくるのを待っていた。出てきさえすれば捻りでも下手投げでもいけるので、相手が動くのを最後まで待っていた。」
NHK大相撲中継 2020年1月12日放送 (炎鵬の談話)
よく比較される両者ですが、相手の懐に入り込む舞の海さんに対して、炎鵬の特徴は浅く廻しを引いて頭を付ける相撲です。彼の弱点は宝富士のような懐の深い力士だったはずなのですが。
宝富士に右の上手を取られながらも、自身の右で宝富士の左を押っ付けたり、前褌を探ったりしてじりじりと前に出ていき、土俵際で宝富士の腰が伸びきったところで深い下手投げを決めました。
相撲のベースは、頭を付けて距離感を置く従来の相撲で良いと思います。
あくまで勝ち方の一つのパターンとして、有利な体勢を築いてから懐に入って深い下手を引く、そんな取り口の広がりが炎鵬にもう1つ2つの白星をもたらしてくれるのではないかと期待を抱かせる、令和二年最初の本場所の土俵でした。