月: 2020年7月

令和二年七月場所四日目

好調白鵬に兆す一抹の不安

初日に書いた通り優勝候補は白鵬、四日目まで土つかずです。立ち合いも低くて早くて重い。

ここまで順調に見えます、見えるのですけど、、、

なぜあれだけの立ち合いをして上手を引けないのだろう??

ここまで四つの相撲の中で、左の上手を引いたのは二日目の豊山の一番だけ。隠岐の海と遠藤はケンカ四つの相手なので、そう簡単に得意な四つになれる相手ではなく、致し方ないでしょう。

今日の隆の勝はというと、白鵬にしてはやや深い上手を二度探って結局諦めました。

調べてみると、優勝した先場所も、立ち合いで左の上手を引いたのは、御嶽海相手の一番だけ。これは意外でした。

もっともここ数年は四つ身よりも離れた相撲のほうが多い白鵬なので、意外でもないのかもしれません。ちなみに先場所の右四つでの相撲もわずか三番だけ。

今場所はここまでの四番いずれも右四つを求める立ち合いです。

それだけに上手が引けないことが、余計気に掛かるのですよね、、、指でもケガしているのかしら?

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令和二年七月場所三日目

御嶽海また強し

このブログが二日連続で御嶽海関を取り上げることなんて珍しいのですけど、今日も御嶽海の器用な相撲に魅せられてしまったので。

土俵際の首投げのことはひとまず措きます。

どちらかというと阿武咲の両差しの寄り身に感心して見ていた取組でした。

以前に、阿武咲は差し身から浴びせるような寄っていく形が美しい、と書いたことがあります。たとえ土俵際で首投げやうっちゃりを決められても、それはそれで銭の取れる相撲です。

さて、驚いたのは向こう正面のリプレイ映像を見てからです。

東の方屋、阿武咲の左腕はやや低い位置から筈押しに行くような動き。しかしその左は御嶽海の筈に掛かりません。その腕を御嶽海の右腕が的確に掴んで内側へ折り込むようにして、いつのまにか御嶽海の右腕によって押っ付かっていたからです。

結局両差しを許して、非勢を呼び込んでしまったわけですが、、、

これも相手得意の間合いを許さない見事な技と戦術だったと思います。

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令和二年七月場所二日目

御嶽海強し

高砂親方は「一人でしか稽古してないからまだ相撲勘が戻ってないかな」とおっしゃっていましたが、全くそう感じさせない相撲巧者っぷりだったと思います。

今日二日目の相手は隆の勝。

隆の勝の突き押しを充てがうような腕の動きでしたし、受ける立ち合いだったと思います。

隆の勝が右を差し左は押っ付けて、完全に形を作ったな、と思いましたけど、ここからが御嶽海の圧巻。右半身を引いてこちらに重心を移して、左を巻き替えながら、右を肘まで深く差しました。

何がすごいって、これらの動作を流れるようにほぼ同時にこなしていましたからね。

幕内力士の中で、御嶽海の抜きんでたところを一言で言い表すとすると、「腕(かいな)さばき」だと私は思っています。

御嶽海の相撲を見ていると、四つ身の力士も突き押しの力士も、おおよそ両者の腕が密着する「押し」の間合いで相手をさばいています。

しかし御嶽海自身は廻しを使う相撲ではないところがポイント。相手の腕に仕事をさせず、あれよあれよという間に体を寄せて勝ってしまう。これが御嶽海の真骨頂だと思います。

隆の勝とはまだだいぶ実力差がありそう。今場所の御嶽海に土をつけるとすれば白鵬や朝乃山ではなく、貴景勝や大栄翔などの「突き」の間合いの力士のような気がするけど、、、

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