月: 2020年9月

令和二年秋場所千秋楽

正代の優勝にも感動したけど

琴恵光が宝富士を寄り切って楽日勝ち越し。

そういえば、先場所も最後の記事は琴恵光についてだったな。まいっか。

今日の相撲は宝富士の左差しを押っ付けて押っ付けて残し、右四つに組み止めました。ここから巨岩のような宝富士になおも引き付けられて体を浮かせる場面もありましたが、ここも残して寄り切り。

残すときも相手に正対、攻めるときも相手に正対。ここが最近の琴恵光の相撲の刮目すべき点だと思います。

10勝した先場所もそうでしたが、今場所の琴恵光も寄り切り・押し出しなど、相手を土俵外に追い出しての決まり手が多いです。

やや遅咲きだったこともあってまだ体は使い減りしていないだろうし、この相撲であと数年は幕内に定着してくれそう。

話は正代に戻りますが、土俵下ではなく、インタビュルームでの優勝インタビューというのはちょっと味気ないですね、、、

両横綱は初日から休場、普段の1/4の収容でもチケットは売れ残った不発の場所ではあったけど、正代の優勝と大関昇進には文句ないし、妙義龍の美しい仕切り、隆の勝の端正な立ち合い、阿武咲の美しい寄り身も見れたし、まいっか。

そんな気分です。千穐万歳。

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令和二年秋場所十一日目

二人の小兵力士

幕内三場所目の若隆景と初入幕の翔猿が今日までで9勝の大活躍です。

体格的には炎鵬や宇良のような超小兵ではなく、どちらかという松鳳山や琴恵光に近い。でも腕力の強いこれら二人の力士とはまた異色の取り口です。

翔猿に比べれば、若隆景のほうが上背は180cmと高く、こちらは元来右四つの取り口を持っているらしく、確かに今場所も右が差さる相撲が何番かありました。

なんというか、二人の相撲は、、、面白い。(語彙力)

目まぐるしい攻防というのでしょうか。

瞬きする間に、相手力士の片方の腕が辛辣に押っ付かっていたり、深い廻しを引いた刹那、一閃の寄り身で土俵際まで追いつめていたり。

彼らのスピードについていけるのは今は数少ない小兵力士だけではないかと思います。今の幕内土俵でいえば、炎鵬や照強、佐田の海を相手にして真に攻防ある相撲を取れる力士二人ではないかと。

妙な言い方だけれども、今の幕内力士の平均体重は彼らにとってはむしろもったいない気がします。

タイムマシンに乗せて昭和の土俵で彼らに相撲を取らせて上げれたら、、、

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令和二年秋場所七日目

朝乃山4勝目

先場所辛酸を舐めさせられた照強の足取りに動じず、押し出して4勝目。

ところで先日、何気なく2009年-2010年辺りの稀勢の里と白鵬の取組映像を見ていました。

2009年、2010年の白鵬と言えば、86勝4敗という前人未到の年間勝ち星を二年連続で達成した(当然ながら両年とも年間最多勝)、脂の乗り切った時代です。

しかし、この当時の白鵬と稀勢の里の取組をみていると、稀勢の里も立ち合いでは意外と負けていません。白鵬の右差しに対して、稀勢の里の左がよく押っ付かっている。

そして2010年の九州場所の二日目、白鵬の歴史的な連勝記録は稀勢の里によって63で止められます。

話は転じて想像上の令和の土俵へ。

もし稀勢の里と朝乃山が対戦していたら。

朝乃山も白鵬ほど立ち合いは低くないものの、一歩目を大きく踏み込んで右を差しに行く立ち合いですから、稀勢の里の強力無比な押っ付けは、時折それだけで勝負が決まるくらい覿面に発揮されたはずです。少なくとも稀勢の里・朝乃山戦の組手は大半が稀勢の里有利の左四つになるでしょう。

このカードは、稀勢の里が相当勝ち越していたのではないでしょうか。

稀勢の里と朝乃山の対戦は稽古場以外では実現しなかったし、引退直前となると、稀勢の里の左は押っ付けではなく、畳んで差しに行くことが多かったので、想像の域を出ないけど、、、

久々に荒磯親方を召喚してのお話でした。

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