令和二年十一月場所六日目
出す腹がない
栃ノ心に敗れはしたものの、不知火親方に「力ついてきましたね。栃ノ心に上手引かれてここまで取れる力士はいない。」と褒められた琴恵光。
しかしながら、琴恵光の思わぬ弱点も露呈した一番でした。
「両差しになった後、もっと腹を出したほうがよかった」と正面解説の舞の海さん。
しかし出す腹がないのですよね、小兵で筋肉質の琴恵光には。
もともと両差しの相撲で幕内の地位を掴んだ琴恵光ですが、栃ノ心や照ノ富士ら規格外の巨漢力士を相手にしてしまうと、彼の体格での両差しはむしろ分が悪いでしょう。
二場所前の七月場所では、右の差し手を返して左は栃ノ心の差し手を押っ付け、これで琴恵光が完勝しました。栃ノ心もこの一番があったから、今場所は押っ付けられた右を抜いて外四つの組手を選んだのでしょう。
ここで琴恵光の攻め手が切れました。
万策尽きて最後は栃ノ心の圧倒的なスケールの上手投げに屈しました。
小兵力士の悲哀をも微塵に打ち砕くような、力が力を屈服させる投げ。アマチュア相撲ではこんな相撲見られませんね。
観ているほうからしたら、これはこれで大相撲の醍醐味として見ていて面白いものなのではありますが、、、
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