令和三年春場所五日目
「阿武咲ブレイク」のフラグを回収せねば
今年の最初の記事で、「今年は輝と阿武咲がブレイクしないかな」と書いたままになっていたのを思い出しました。
そう書いた理由はあります。
隆の勝と並んで今幕内で押しから寄りへの美しい相撲を見せてくれている稀有な力士だからです。
先場所に続いて、今日の阿武咲も照ノ富士に完勝。
阿武咲の完成度の高い取り口を、向こう正面のカメラはきっちりと捉えてくれていました。
最初は深く差さないようにハズ押しに徹していた腕が、外四つの照ノ富士を土俵際まで追い込むやいなや、小指側が上を向いた状態でしっかり差さっています。いわゆる「腕を返す」という動き。
照ノ富士のような超大型力士を相手にしては、小さい相撲ではむしろ勝機が薄いでしょう。
今日の阿武咲のように丸くあたって、相手の懐で大きく開くような相撲でなければ。
これは何も対照ノ富士戦だけではありません。
貴景勝を除く大関陣の顔ぶれを頭に思い浮かべれば、今幕内上位でどのようなタイプの押し相撲が存在感を発揮できるかは、自ずと明らかです。
場所前の合同稽古では白鵬に指名されて30番の三番稽古を取ったそうな。その白鵬も休場か。本当に強かった白鵬世代の気風を後続世代に伝える力士の一人に、阿武咲もなってくれないとね。
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