令和三年春場所千秋楽
照ノ富士大関昇進内定
当然の結果か。
大関どころか、今一番次の綱に近い存在なのですから。
そういえば、先の元号での髙安との出世争いなんて書いたけれども、平成から繰り越しているもう一つの物語がありましたよね。
白鵬との世代交代です。
かつてのブログを読み返していたら、2015年の九州場所では両者がっぷり右四つで組み合って、大相撲になり、最後は白鵬が力なく寄り切られた相撲があったことを思い出しました。
その年は破竹の勢いで照ノ富士が出世していたけれども、この相撲は楽日だったし、白鵬も体力を使い果たしていたという感じで、これで勝負づけが済んだという印象は全く受けませんでした。
当時は白鵬に加えて日馬富士と鶴竜が健在で、まだ稀勢の里は大関。
その稀勢の里が初優勝で綱取りに成功して番付に四横綱が揃った2017年の春場所、照ノ富士は十四日目に変化で琴奨菊を破ってヒールに担がされ、楽日に本割と決定戦で二連敗して稀勢の里に賜杯を譲ってしまうという悲劇を演じました。
しかし、照ノ富士の本当の悪夢は、その後の糖尿病と膝のケガとの闘いでした、、、
今横綱の番付には白鵬がただ一人。
次に両者しっかり胸を合わせる大相撲は、先輩横綱に、というより白鵬世代に恩を返す一番となるでしょう。
大関と横綱の割だから、場所の終盤戦になるわけだ。体力面に不安のある白鵬だけど、充実の相撲を見せてほしい。後の語り草となる一番になるように。白鵬はやはり強かったと証明するような、そしてまだ29歳の照ノ富士に残された土俵人生の華やかさを約束するような、そんな一番に。
千穐万歳。