令和三年夏場所十日目
隆の勝の星が上がらない原因は?
向こう正面の舞の海さんは「淡白な相撲が目立つ」と言っていますが、私は別の原因がある気がします。
「右が差さったら負けない」とこれも舞の海さんの弁ですが、その右腕ではないかと。
今場所、とくに序盤戦は、立ち合いにおける隆の勝の右腕が遊んでいる。
筈押に行くのか差しに行くのか迷っているような。
調べてみると、先場所、立ち合いにおける隆の勝の右腕は15番中9番で顔を突きにいっています。
それでいいと思うのです。
「右が差さったら負けない」ことは、必ずしも立ち合いでの右差し推奨を意味するわけではありません。
立ち合いは突き押しで相手を起こして、相手の背中側の土俵がなくなったらそこで差して、寄り身を展開すればいい。
立ち合いから右を差しにいって、徒に相撲を長引かせている、これが今場所の隆の勝のらしくなさの正体ではないかと。