令和の土俵が始まる

新元号の土俵とともに、ブログもリニューアル再スタートです。引き続きよろしくお願いいたします。

移転前のブログはそのまま残しますが、更新することはないと思います。


平成最後の場所は白鵬の全勝優勝で幕を閉じました。

なにかとメモリアルなところを意識する横綱でもあるし、天皇陛下への思いも強い白鵬なら、ひょっとして、新元号にちなんだ来場所の優勝インタビューの内容すら、もうすでに考え始めているかもしれません。

令和の大相撲についての予感

令和の土俵についてちょっと展望してみましょう。来場所の優勝予想とか2,3年後の番付とかでなく、もっと長期的な。

私が一つ確信めいた予感を持っているのは、向こう10,20年の間に「大相撲の語り」は多様化するであろうということです。

平成の大相撲は、度重なる不祥事の毎に、日本相撲協会からの解雇者・退職者を生み出しました。その中には貴乃花や朝青龍、日馬富士などの横綱も含まれています。平成の大横綱と呼ばれている三人の力士のうち、すでに二人が協会を去っている。これは異常な事態といって良いでしょう。残り一人の白鵬は日本に帰化して残りそうな気配だけど。

10年後もしくは20年後に平成の土俵を振り返ったときに、それを第一人者として語れる者が協会内にいない。いきおい「平成の相撲語り」は協会の外にいる貴乃花や朝青龍、日馬富士らによって埋め合わされる他ありません。

協会と決別した朝青龍と貴乃花ではあるけれど、朝青龍はああいう呆気らかんとしたキャラでもあるしマスコミも嫌いではない。NHKの番組でも「相撲love」と言っていたし、マイクを向けられれば民放でもフランクに相撲のことをしゃべってくれるでしょう。貴乃花は言わずもがな。なにしろ「相撲道」ということを度々口にする理念・理想の人でもあるし、協会以上に”本流“という立場で相撲について発信していくのでしょう。

本場所の解説席に呼ばれる舞の海や北の冨士よりも、さらに協会の軛から自由な立場の”元力士タレント”は、貴乃花・朝青龍の後を追ってもっと増えていく可能性もあります。

NHKや皇室の後ろ盾のある日本相撲協会の興行主体としての堅牢さはまだ当分揺るぎないのでしょうが、少なくとも「語り」の面については、日本相撲協会のヘゲモニーは大幅に失われていく、令和はそういう時代になると私は見ています。

スキャンダルは大相撲を損なわない

従って、令和もまた平成に引き続きスキャンダラスなネタが続出するのでしょうね。

もっとも、たとえどんなスキャンダルが土俵内外で発生したとしても、大相撲自体の存亡に関して私は心配しません。

大相撲の興行性は、それらを懐深くエンターテイメントとして追い風にしてしまうのでありましょうから。

(日本相撲協会の存続可否はまた別の話です。 ガバナンスの構築に失敗して 空中分解する可能性はあると思います。)


さて、夏場所は5月12日(日)が初日。

トランプの賜杯は一体誰が抱くことになるのだろう?

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