令和元年夏場所初日
幕内中下位の小兵力士に注目
炎鵬は隆の山以来の二桁kg体重の幕内力士になります。
徳勝龍相手に初日を挙げてのインタビューでも、涼し気な表情で快活に受け応えしていました。やや童顔なイケメン、相貌だけで言ったら舞の海さんよりも「牛若丸」の異名が相応しそう。
二枚目力士としては先輩の遠藤がいるわけですが、受ける印象は大分異なります。炎鵬に引き比べて遠藤の方は口数が少なく眉間に憂愁を帯びていて、マスコミもあまり好きではなさそう。
音楽に例えると、長調の炎鵬に対して短調の遠藤とでも言いましょうか。新時代の幕内の土俵は「イケメン番付」にも東西に対照的な横綱を揃えたことになります。
ところで、同じく二桁体重で小結まで張った舞の海さんは、初日の向こう正面解説で今場所の技能賞に注目していました。炎鵬の近い番付には石浦・照強など他にも小兵力士がいるから、と。
幕内の中下位には明生、琴恵光など他にも個性的な若手小兵力士たちが花を添えており、最近の幕内下位は上位とは異質な「生態系」を形作っています。しかしこれは言い方を換えれば、彼ら若手小兵力士が幕内中位の壁を突破して、役力士との割りが組まれる番付まで進めないでいるということ。
今場所の技能賞もさることながら、誰が下位を抜け出して幕内上位に番付を進めるのか、これも令和最初の土俵の一つの見どころになりましょう。
解説陣の幕内優勝予想は?
さて、初日恒例の解説陣幕内優勝予想では、舞の海さんが鶴竜を、北の富士さんが豪栄道を推していました。
初日に豪栄道を推しても裏切られるのが最近のジンクスであることを意識してか、舞の海さんは北の富士さんに対して「珍しいですね??」と確認するような言い草。
画面には映っていなかったけど、口元に悪戯っぽい笑みを浮かべる舞の海さんの顔が、私には見えたような気がしましたよ。
私は栃ノ心の名を挙げておこうと思います。