令和二年七月場所七日目
琴奨菊幕内通算713勝
昨日、通算712勝の日馬富士を抜き歴代単独7位の幕内勝ち星を積み上げました。
琴奨菊といえば、大関に上がるまでは左四つのガブリ寄り、右四つ左前褌の超速の攻めで大関獲り、体幹トレーニングに支えられた突き落としで初優勝と、取り口を一つ一つ増やしながら出世と栄光を掴んできた力士です。
今の琴奨菊はというと。
上で書いた取り口のいずれも見せることもありますが、それと同時に感じるのが、今琴奨菊はキャリアの中で一番脇の甘い相撲を取っているのではないか、ということ。
外四つでもガブっていくこともありますし、押っ付けや肩透かしから差し返しに行くこともあります。「幅広の肩と厚い胸板を利して相手を正面にとらえて寄る」という琴奨菊の相撲の本質だけが残り、それに付属するテクニックや戦術が、相手力士などに合わせて自在に選択されている、というのが今の琴奨菊です。
「名人に定石なし」
もはやそのような境地に達したかと思われる琴奨菊は、今日勝てば宿年の好敵手だった稀勢の里の幕内通算勝ち星に並びます。
阿炎の外食休場に関して、錣山親方のつらさ・心苦しさ如何ばかりかと察しますが、これだけ阿炎の不祥事が重なるのを見ると、錣山部屋のマネジメントも問われざるを得ないと思います。
今の錣山部屋で阿炎に掣肘を加えられる人物は錣山や立田川ら親方衆だけだと思うのですが、「自業自得」という錣山親方の発言にはどこか「すべて阿炎本人の責任」というニュアンスが感じられたので、、、