令和二年七月場所三日目

御嶽海また強し

このブログが二日連続で御嶽海関を取り上げることなんて珍しいのですけど、今日も御嶽海の器用な相撲に魅せられてしまったので。

土俵際の首投げのことはひとまず措きます。

どちらかというと阿武咲の両差しの寄り身に感心して見ていた取組でした。

以前に、阿武咲は差し身から浴びせるような寄っていく形が美しい、と書いたことがあります。たとえ土俵際で首投げやうっちゃりを決められても、それはそれで銭の取れる相撲です。

さて、驚いたのは向こう正面のリプレイ映像を見てからです。

東の方屋、阿武咲の左腕はやや低い位置から筈押しに行くような動き。しかしその左は御嶽海の筈に掛かりません。その腕を御嶽海の右腕が的確に掴んで内側へ折り込むようにして、いつのまにか御嶽海の右腕によって押っ付かっていたからです。

結局両差しを許して、非勢を呼び込んでしまったわけですが、、、

これも相手得意の間合いを許さない見事な技と戦術だったと思います。

コメント(0)

令和二年七月場所二日目

御嶽海強し

高砂親方は「一人でしか稽古してないからまだ相撲勘が戻ってないかな」とおっしゃっていましたが、全くそう感じさせない相撲巧者っぷりだったと思います。

今日二日目の相手は隆の勝。

隆の勝の突き押しを充てがうような腕の動きでしたし、受ける立ち合いだったと思います。

隆の勝が右を差し左は押っ付けて、完全に形を作ったな、と思いましたけど、ここからが御嶽海の圧巻。右半身を引いてこちらに重心を移して、左を巻き替えながら、右を肘まで深く差しました。

何がすごいって、これらの動作を流れるようにほぼ同時にこなしていましたからね。

幕内力士の中で、御嶽海の抜きんでたところを一言で言い表すとすると、「腕(かいな)さばき」だと私は思っています。

御嶽海の相撲を見ていると、四つ身の力士も突き押しの力士も、おおよそ両者の腕が密着する「押し」の間合いで相手をさばいています。

しかし御嶽海自身は廻しを使う相撲ではないところがポイント。相手の腕に仕事をさせず、あれよあれよという間に体を寄せて勝ってしまう。これが御嶽海の真骨頂だと思います。

隆の勝とはまだだいぶ実力差がありそう。今場所の御嶽海に土をつけるとすれば白鵬や朝乃山ではなく、貴景勝や大栄翔などの「突き」の間合いの力士のような気がするけど、、、

コメント(0)

令和二年七月場所初日

優勝は白鵬でいいんじゃね?

体の張り具合を判断しての幕内優勝予想です。

お尻の美しさは往時にかないませんが、胸からお腹周りにかけては鋼鉄の鎧に少し肉を付けたようで、いい感触の仕上がり具合と見ました。

立ち合いのスピードも低さも十分。

全盛期を過ぎた白鵬は、場所の滑り出しが好調な時に限って、後半星を落としたりすることもあるのが気にかかりますが。

出稽古が禁じられていた場所前の調整環境がどう影響するか?こういう誰もが未経験な状況下では、若手よりかはキャリアの長い力士に有利に働くのではないかと私は思います。

ということで優勝予想は白鵬、そして正代や玉鷲あたりがまた一花咲かせてくれないかな、と思った七月場所初日でした。

コメント(0)