捉えどころのない力士
大好きな鍵盤のように白黒交互(いわゆる”ヌケヌケ”)に星を並べる友風が、今場所はどうしたことか星を白一色に統一しています。
なんというか捉えどころのない力士。
離れた相撲での決着が多いため、日本相撲協会の力士プロフィールでは一応「突き押し」タイプの力士とされてます。
でも立ち合いでは右を固めることが多く、どちらかというと相手の出方次第の力士かと察します。立ち合いでは相手より後に立つことが圧倒的に多いし。
三日目は松鳳山の首元へ激しい突っ張りを浴びせていましたが、実は「稽古でも突ったことはありません」だとか。ピアノも弾いちゃうくらいだからやはり器用なのか?
右の差し手から煽ってから、突き落とすように下へ向かっての左の小手投げ。やはり器用だ。
これといった型を身に付けないまま出世して引退していきそうな力士ですね。それならいっそのこと、徳勝龍みたいに変化して取ったりとか、もっといろんなことをしてもよいのでは、と思います。
下極上の最近の幕内でもあるし、こういう力士が優勝してもおかしくないのだなぁ。
今日は砂被り席に板東英二さんがいた気が、、、
明日は貴源治・隠岐の海の取り組みに注目。
令和初の北勝富士についての記事
大関豪栄道を相手に廻しを嫌う相撲で叩き込みの勝ち。
今日も「らしかった」のは 2回もの立ち合いの失敗です。
最近幕内の相撲についてちょっとしたデータ収集をしているのですが、この力士、先場所夏場所から遡って三場所で合計8回の立ち合い失敗、確率的には概ね5回に1回の立ち合いで失敗をしています。もちろんこれは幕内の平均より多い。
それもそのはずで、彼は立ち合いでかなり注文を付ける力士なんですよね。
先に立ちたいタイプであるし、右差しの力士に対しては相手の差し手(自分から見て左側)側にずれて立って押っ付けたい。
豪栄道相手の取り組みもその例に漏れないわけです。
荒磯親方が自身の取り口について、「押っ付けは筈押しの延長」と言っていましたが、これは北勝富士には当てはまらないと思います。初めから意図的に押っ付けようとしているので。
そういえば、今の幕内上位は右四つの力士が多いですよね。白鵬、鶴竜、栃ノ心、豪栄道、逸ノ城、、、
北勝富士が幕内上位に定着できている理由の一つは、この左からの押っ付けでそれなりの星を稼げているからではないかと推察します。
阿炎、鶴竜に完敗でしたね。挙句、
conserve his energy with a relatively easy thrust-out (余裕を持った突き出しで体力を節約して)
he was unable to budge the yokozuna (阿炎は横綱を動かすことすらできなかった)
Mainich Japan, July 10, 2019
なんて毎日新聞の英語版に書かれてしまっているし。
しかも、「もっと突き離さないと。まだ押している。」と阿炎が花道のインタビューで気分良く答えた翌日に、鶴竜がそれを実演するような内容で完封とはなんという皮肉なんだろう。
鶴竜の壁は厚そうだ、、、
昨日は同僚との飲み会のため、更新できず、、、
阿炎、体大きくなったな。
厚井アナも言っていましたが。先場所の場所前計量で、ちょうど150kg。今はもう少し増えているのでは??来場所の計量に注目しましょう。
阿炎の魅力は何といっても足と腕の長さです。あのリーチの長さだから胸でなく顔を突き続けても中に入られないし、長い足だから引きも決まる。
今日の対戦相手、正代も顔を突かれて踵が上がり、紙相撲のように(??)トットットッと重心が浮いていました。 反身のしぶとい正代でアレですからね。 結局そのまま突き出し。
突いた手をつっかえ棒にして、引き叩きで勝負を決めるかつての阿炎ではありません。
以前のブログで、阿炎には師匠の錣山親方(寺尾)ではなく曙級のスケールを期待すると書いたことがありました。
顔への突っ張りで出世を、という思いは今も変わりません。
取り口を変える必要はありません。均整のととのった印象を受ける今の状態からまたもう一段階目方が増えたときに、阿炎の相撲はさらなる変貌を遂げるはずです。きっと。