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令和二年十一月場所千秋楽

箇条書きですみません

貴景勝関、幕内最高優勝おめでとうございます。

一年納めの十一月場所も無事楽日興行を終えたので、今年一年分の自身観戦メモを見返していました。

今年は夏場所や地方巡業が中止になったり、出稽古が禁止されたり、結局各界もコロナに振り回された一年でしたけど。

力士の相撲内容にフォーカスするならば、「兆し」の一年だったかと思います。

まだ開花していないけど、もういつ「化けて」もおかしくないような力士が幕内に飽和しつつあります。朝乃山や正代のようにブレイクする力士が「点々」とではなく波状的に幕内上位を洗う、そんな時が迫っているのではないかな。もう毎年そのようなことを言っている気もするけど、、、

書き殴った箇条書きのようになってしまうけど、そんな何人かの力士について書こうと思います。

琴勝峰

まだ幕内キャリア3場所目ですが、毎場所勝ち越すとは思いもしませんでしたよね、、、

厳しい幕内のメンツの中で、これだけ捉えどころのない取口で負け越しを知らないことだけで既に奇跡です。

彼のデータを見てみると、立ち合いで突いていったのときの勝率が飛び抜けている。足も長いので、このまま突きの相撲のまま玉鷲タイプの力士になる気もするけど、やはりロマン派の相撲ファンは彼に四つ相撲の完成像を幻視しているでしょう。

今場所荒磯親方が「全身バネのような」と形容していた大器について、「彼の目指すべき相撲はこれだ!」と説得力をもって語ってくれた例を私は寡聞にして知りません。そこが大器たる所以なのでしょうけど。

輝・竜電

高田川部屋の両関取の取り口が互いに近づいている気がするのは私だけでしょうか。

両差しの取り口のイメージが強い竜電は、立ち合いで筈押しを見せるようになってきているし、輝はむしろ両筈から両差しの取り口に。

背格好も似ているので、ボケっーと竜電だと思いながら中継の相撲を見ていたら実は輝だったなんてことが何日かありました。

輝はまだ26歳ですからね。押しの間合いから寄りの間合いへ、筈押しから差して前褌を引く相撲へ。これは来年ブレイクするかもしれないぞ??

隆の勝

「同じ部屋に大関貴景勝がいますが、押し相撲の完成度では隆の勝が上でしょう。」

これは中日新聞の北の富士コラムの弁。

隆の勝の相撲の完成度が高く見えるのは、立ち合いの押っ付けから差し身を作って出足で寄っていく「押しの立ち合いから寄りの仕上げ」が北の富士さんの古典的・理想的な押し相撲力士のイメージに近いからでしょう。

私も以前隆の勝の相撲は出島に近いというようなことを書かせていただきました。

完成度が高いという意味では、隆の勝に化ける余地はあまり残っていないのでしょうけど、新機軸の貴景勝と古典派の隆の勝と、タイプの異なる突き押しの大関が千賀ノ浦部屋から二枚揃ったら、これは華やかだろうなぁ。

霧馬山・豊昇龍

令和の土俵風景を格段に面白くしてくれるポテンシャルを持った二人。

時折掛け投げを見せ、下手を主体にした四つ身を持っているという両者共通点は既に触れましたが、もう一つの共通点は師匠に「まだまだ稽古不足」と言われているところ。

貴闘力さんはyoutubeで「安芸乃島さんは一日150番くらい取っていた」なんて言っていたな。

さすがに、重量級力士ひしめく今の幕内力士衆との稽古でそれだけ番数取るのは不可能でしょうね。いつだったか、霧馬山の師匠の陸奥親方は「吊りも稽古している」なんて言っていたけど、これも実現性はなさそうだ。

彼らが楽日の結びの一番で、目まぐるしい技と機略の応酬を繰り広げてくれたら、、、これも夢物語かな?


以上、とりとめのない総括でした。

彼らのうち1人2人でも実際に花開いてしまえば、もう白鵬・鶴竜の影は薄い。豪栄道・琴奨菊も引退したし、異例ずくめだった令和二年は新旧時代の幕間のような年だったなぁ、なんて5年後くらいに振り返っているかもしれませんね。

千秋万歳。少し早いですが、良いお年を。

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令和二年秋場所二日目

あの男が幕内に上がってきた

横綱の甥・豊昇龍が。

叔父さんに似て、ケレン味なく真正面から当たる立ち合いが心地よいです。

小兵故に、この立ち合いで不利になることが多いですが、これで先場所十両上位を10勝しているのだから、立派です。

しかし、大物ぶりを見せつけているのはどちらかというと同年代で先場所入幕している琴勝峰の方かもしれません。

今日も巨漢の魁聖に左上手を取られたにもかかわらず、下手で振って寄り切ってしまいました。

先場所の相撲を見返しても、照ノ富士や魁聖を相手に易々と上手を取らせている。照ノ富士戦なんて、突き押しの立ち合いを自ら封じて胸を合わせに言っている。なんて命知らずなのだろう、、、

しかし相撲の大きさは、この若さと体格、体の柔らかさを考えれば、むしろ積極的な材料でしょう。

今日の豊昇龍は土俵際で逆転勝ちしたように見えましたが、残念でしたね。錦戸親方、勝ち名乗り力士の四股名をあべこべにしてないかしら、、、

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令和二年春場所十三日目

ブログに書き甲斐のある力士

というのは型の完成した力士よりも、未完成の力士なのですよね。あれやこれや注文を付けたくなる訳なので。

そしてもう一つ、今書いていることの”答え合わせ”ができることです。

相撲に関する当ブログの最大の目的は「将来の自分のための備忘録」です。現在の自分が各力士の取り口についてどんなことを考えていたか、将来の自分に向けてのメッセージ。

「この力士にはこんな風に成長してほしいなぁ」と書いていたものが、実際実現することもあるし、まったく私の期待とは別の形で出世をする場合もある。記録を残しておくと、手ごたえのある驚きや感動をもたらしてくれる、そういう時間差の娯楽だと思っております。

なので、ここいらで琴勝峰について書いておかねば。

190cm、159kg。定量データが示す体格は申し分ない。

下手を引くと粘り強くて、投げの打ち合いには滅法強そうだ。

今場所黒星を喫している相手が、照ノ富士や水戸龍といった自分よりスケールの大きい力士というのも好材料です。

自分より小さな相手には、素質だけでいろんな相撲で勝てているわけだし、自身より大きな力士をどう凌駕するか、これが今後の彼の取り口に方向性を与えていきそうです。

と、まだ細かいことはほとんど何も書いていないけど、これはおそらく来場所、彼が幕内に昇進してきたときに譲ることにしよう。

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