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輝と竜電の違い
去年の最後の記事で高田川部屋の輝と竜電の相撲が似てきていると書きました。
突き押しの間合いの輝は寄りの間合いへ、寄りの竜電は押しに。
今場所は奇しくも両力士が前頭の六枚目に肩を並べています。上位に休場者が出ない限り大関との割は組まれなさそう。となると両者の変化の試金石となるのは来場所以降になるでしょう。
昨日の記事を書いていて二人の違いに気が付きました。
両者立ち合いは同じ。しかし、輝の方には、小さく当たってもそこから大きな相撲に展開する可能性を感じる。
昨日の割り出しのような寄り切りはその片鱗と言ってよいと思います。
突きや押っ付けで相手を起こした後、横褌を引いたり腕を返して相手と胸板を真正面から合わせる、この取り口を、輝ならイメージができます。
竜電にそのイメージがないのはどうしてかな、、これまでの押っ付け、前褌の堅実な取り口の残像が強すぎるからかな?
もし輝の取り口がそのように進化していくとするならば、それは小さな相撲に徹する安芸乃島(高田川親方)の取り口から大きく乖離することにもなります。
今日はタラレバの話ばっかりですみません。
荒唐無稽な私の予想に対する答え合わせを、3,4年後の輝はどの番付で提示してくれているだろう?
そしてそのとき竜電は?背を丸めた徹底して堅実無比な相撲を取り続けているのだろうか、、、
今日の敢闘力士は輝
北勝富士ではなくて輝です。
ここ数場所で立ち合いも丸く小さくなってきたように感じます。以前は、何か形容しづらいけど、体が伸びきっていて「相手に力伝わってるの?」という印象でしたが、最近の輝の筈押しは電車道が増えてきました。
初日に期待力士の一人として挙げたのはそんな理由です。
それにしても、今日の隠岐の海は見事でした。
隠岐の海の得意の左差しを押っ付けて、右はハズ押し。
荒磯親方の正面解説が今日でなくて昨日だったのが残念です。
もし今日親方が解説席に座っていたら「いやー。素晴らしいですねー。腰が極まっているから押っ付けも効くんですよねー。」と感心していたはずです、絶対。
最後は押っ付けた右腕で上手を引いて隠岐の海を土俵外へ。
あの形なら決まり手は寄り切りではなく、割り出しでもよかったのでは?
割り出しか、、、これも輝にぴったりな決まり手な気がする。そうしたらいよいよ大相撲らしい輝の取り口も完成だ。
そういえば幕内に久しぶりに割り出しの決まり手を見せてくれたのは、稀勢の里でしたね。
「ん-?寄り切りですか?あれは割り出しでしょう?」と興奮に顔を赤らめて解説する荒磯親方も目に浮かびます。
大相撲にとって厳しい一年が始まった
不安と緊張に満ちた大相撲初場所初日興行となりました。
事前から分かってたことではあるけれど、大相撲は個人競技でありながら、力士の生活の足場が部屋という密な共同体にあるため、感染症には弱い。
九重部屋、友綱部屋、宮城野部屋、荒汐部屋合計で全休力士65人という数値は現役力士の1割に匹敵し、原因が感染症であることを考えると開催ができるかどうかのギリギリのラインだっと思います。
不安要素は本場所興行の開催だけではありません。
出稽古の禁止が継続、昨年12月に相撲教習所で実施したような合同稽古も当面開催見送りとなるのではないでしょうか。実施したとしても本場所全休となるリスクを恐れて、参加をためらう力士が多いでしょう。
この煽りを一番受けるのは十両、幕内へ押し寄せてきている若い世代です。上位力士の胸を借りれないわけですから。
向こう数年間の土俵の盛り上がりに影を落としかねない厳しい一年が始まりました。
今年は輝と阿武咲がブレイクしてくれないかな、、、