令和三年春場所十日目
信じられないものを見た
今年で一番のサプライズでした。明瀬山と栃ノ心戦が。
栃ノ心得意の左の浅い上手を引き付けられながら、右の浅い下手からの投げで土俵際を制しました。
栃ノ心にあの位置の上手を引かれて残せる力士はいま幕内には他にいないでしょう。
正面解説の佐藤アナは栃ノ心の左上手と明瀬山の右下手を「両者のストロングポイント」と言っていましたが、今日の相撲を見る限り、「右の下手を引くのが明瀬山の相撲」とするのは的を得ていない気がしました。
下手を身上とする相撲の常道はもっともっと深い位置の廻しを取るものですしね。
どちらかという右の下手を引いていたというよりかは栃ノ心の強い引き付けに体を合わせに行って、体幹を使った突き落としに近い。
だから怪力の栃ノ心にあれだけ良い位置の廻しを与えても良いわけですね。
異能派力士の明瀬山の真骨頂を見た気がしました。
照ノ富士は痛恨の三敗目。
荒磯親方は「栃ノ心は筈押しに弱い」と言っていたが、ひょっとしてこの力士もでは?
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