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令和元年夏場所十四日目

朝乃山関、初優勝おめでとうございます。

初土俵(三段目付け出し)から所要20場所でのスピード幕内優勝となりました。これは輪島(15場所)と琴光喜(16場所)に次ぐ第三位の記録のようです。

十三日目の「誤審問題」で勝ち星を拾って本人も気にしていたようだけど、今日の豪栄道戦は先に上手を取られながら出足で上手を取った気迫の相撲でした。

なんだこのモヤモヤした感じ

そして、栃ノ心はまさかの変化で鶴竜に勝利。取組の意味合いからするともっとブーイングを買っていたはずですが、館内も非難一色に染まっていたわけではなかったようだし、各報道機関からもそういう論調は今のところない様子です。誰も明言はしないけど、「あの一番で変化はナシだけど、昨日の気の毒があったから、チャラね。」みたいな空気が醸成されている気がする。

そして、この問題と直接関係はないけど、千秋楽の割りは十四日目の取り組みがすべて終わってから編成するという審判部の異例の対応。これについて、時事通信社の穿った記事が目に留まりました。

阿武松審判部長(元関脇益荒雄)は「千秋楽に良い取組を決めるためにした」と説明したが、優勝争いがこんな展開になることは毎場所のようにある。今後もこうした対応があるのか、との問いには「これは…分かりませんが、あとでいろいろ(意見を)聞いて」と言葉を濁した。よもやトランプ大統領の来場に備え、滞在時間が延びて警備の負担が重くならないよう、なるべく優勝決定戦を避けられる取組も念頭にあったのか。そんなうがった見方も出てくる。

時事通信社 時事ドットコム編集部 2019年5月25日(土)

なるほど。結果的に十四日目に朝乃山が幕内優勝を、栃ノ心が大関復帰を決め、千秋楽に波乱を持ち越さなかったのは協会孝行ということになるのだろうか。穿ち過ぎか??

もちろん朝乃山の優勝について文句のつけようはないし、その朝乃山に「おめでとう」と声を掛けたという栃ノ心は、中継の大関復帰インタビューで清々しい顔をしていたので、私のモヤモヤなんてどうでもいいのだけれども。

ビデオ判定採用から節目の50年目となる場所で奇しくも再燃した「誤審問題」、支度部屋での涙とその翌日の大一番での変化、審判部の異例の割り編成、スッキリとしないものがいろいろ残ったけど、これが白黒をはっきりさせない大相撲と謂われる所以なのか、そんな紋切型な感想が、令和初めての場所に関するとりあえずの私の所感なのでした。


いや、まだもう一つのビッグイベントが残っていた、千秋楽に。

ひとまずこれを見物しながら、今場所の総括と来場所の土俵の展望をゆっくりと考えることにします。

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令和元年夏場所十二日目

「壁は厚かった」

さて、来場所の番付を占う幕内中位の四人の若侍(竜電は決して若くはないけど)の取組結果は、

  • ●竜電 - 鶴竜〇
  • 〇阿炎 - 高安●
  • 〇明生 - 栃ノ心●
  • ●朝乃山 - 玉鷲〇

朝乃山はいつもの立ち合いで玉鷲に右を押っ付けられ、惨敗。北の富士さんも思わず独り言ちるように「思ったより壁は厚かった。」

明生は先に立ちたくて注文をつけながら、 これまたいつもどおり差し手の右から大きく踏み込みました。栃ノ心の立ち合いの迷いにも援けられて快勝。

阿炎は僥倖での勝ち。竜電は見せ場を作れず。

結果については明暗分かれましたが、いずれの力士も自分の相撲を貫きました。そして、やはり幕内上位ではいずれの若武者も苦労するだろうと予感させる内容でした。(付け加えるようで申し訳ないけど、そういえば琴恵光もベテラン・隠岐の海の圧倒的な懐の深さに屈する形での負けだった。)

でもそうでなくては面白くないですよね。時代が変わってあっさりと幕内上位の顔ぶれが入れ替わるのでは、大相撲ファンは納得できない。

彼ら若侍の成長物語が令和の土俵の語り草とならなければ。

夏場所は残り三日。

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令和元年夏場所十一日目

気の早い話をして良いですか?

阿炎と竜電が上位を喰って、これで7勝4敗。それぞれ前頭の4枚目と5枚目ですから、ここからの星次第では来場所三役昇進すら見えてきました。まだ勝ち越してもいないのに気が早いか。

ここに1敗で走る朝乃山と、中盤白星を連ねてやはり7勝4敗の明生を加えて。

どうでしょうか。想像するだけでワクワクするような幕内上位の番付が出来上がりそうです。

いやいや、その前に明日の割りがこれまた魅力的。

  • 竜電 - 鶴竜
  • 阿炎 - 高安
  • 明生 - 栃ノ心
  • 朝乃山 - 玉鷲

優勝争いも混沌としてきて、トランプ大統領もまた贅沢な千秋楽の正面桝を独占したものです。

朝乃山について

ツイッタープロフィールで「好きな力士、朝乃山」と書いているにも関わらず、優勝争いを引っ張る彼についてまだ何も書いていないことに気づきました。

何しろ彼の相撲は完成に近いので、書くことがあまりないのです(笑)。

二日目の正面解説の荒磯親方も朝乃山の相撲を絶賛する一方で特段アドバイスが無かったのは、同じ理由からでは?なわけないか。

左足を踏み込んで、右差し左上手の大らかな立ち合い。やや踏み込みすぎるので、あの差し手を北勝富士や御嶽海に押っ付けられてバランスを崩されたら、、、心配はあるけど。まず余計なことは何一つせずにこのまま幕内上位で相撲を取ってみてほしいものです。話はそれから。

あとは量的な稽古とマイナーチェンジの一つ二つで大関の相撲なのだから。

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