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令和二年春場所十二日目

阿武咲の真骨頂

昨日白鵬から金星を挙げた阿武咲の真骨頂を今日の相撲で見た気がします。

大栄翔の突きの嵐をかいくぐって両差しから一気の寄り。昨日の白鵬戦では出足で、今日の取り組みは寄り身で魅せました。

左の腕の返しと体の浴びせ方がなんとも美しい。

差してからの寄り身という意味では、先日も書いた通り隆の勝に期待しているけど、ひょっとしたら阿武咲により適性があるような気もしてきますね。なぜだろう。寸胴でなくて丸っとした体がそう見せるのかな、、、

そして白鵬は意外にも2敗に転落しました。

何故意外かというと、左で踏み込み右の上手を探る立ち合いを 中盤から見せてくれていて、調子を取り戻してきているような感じだったし、昨日の北勝富士戦の攻めのスピードが圧巻だったから。

ということで今場所の優勝は鶴竜です。

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令和元年名古屋場所十四日目

今場所は鶴竜の優勝ですね

そう思います。

十四日目終了時点でリードしている鶴竜の優勝、というのはかなりオッズの低い優勝予想ですけど。

場所の後半へ来て、両腕で前褌を求める立ち合いが功を奏しています。

そこからまた差し手に捌き変えるのも以前から見せていた技術ではありますが、とにかく右四つでも左四つでも廻しを引いてからの、辛辣な、そしてワルツを踏むようなリズム感のある寄りは芸術的ですらあります。

かたや白鵬は。

琴奨菊と白鵬が両者とも左前褌を求める相撲でしたが、廻しに手がかかったのは琴奨菊の方でした。

白鵬の左腕が探った琴奨菊の前褌は、惜しいどころか手のひら一つ分彼方という感じ。

立ち合いの結果は両者の当たる角度なども絡んでいますので、単純に「白鵬が立ち負けた」ということではありません。けれど、機略にも迫力にも欠けるやや甘い立ち合いだった、ということは言えると思います。

白鵬の取り組み後、鶴竜は花道を下がりながら、むしろ表情を引き締めたような感じでした。

「今場所の賜杯はもらった。」と兜の緒を引き締めたのか?


天気と大関が冴えなかった今年の名古屋場所も残すは一日のみ。

でも、豊ノ島の久々の幕内勝ち越し、新三役の阿炎の勝ち越し、それの結果如何で新三役も見えてくる大栄翔の星勘定、そして優勝と三賞は?話題性が多く、現地観戦するファンも大満足な千秋楽となりそう。

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令和元年名古屋場所九日目

ここまでの白鵬を振り返る

九日目まで終わって、幕内力士の成績優秀者は

  • 全勝:鶴龍
  • 1敗:白鵬
  • 2敗:髙安、妙義龍、友風、照強

このまま鶴竜が独走しそうな気がするなぁ、、、

終盤戦の優勝争い展望もかねて、1敗した白鵬のここまでを振り返ってみようと思います。

碧山戦での注文もありましたが、今場所の白鵬は例に漏れず、いや、いつも以上にいろいろやっています。

四日目の竜電、七日目の大栄翔に対しては張り(竜電相手には左四つ)。碧山戦はカチ上げ。五日目の遠藤戦、そして今日の逸ノ城戦は両差し。しかも今日は踏み込みを少なくして、間を外すような立ち方。

白鵬の”型”とも言うべき、左の上手を求める端正な立ち合いを見せたのは正代戦だけなのですよね。(正代はいつも両腕を畳んで胸を出してくる、“安心して上手を求めにいける ” 相手ですからね。)

今日の白鵬にしたって、逸ノ城との右四つがっぷりを避けるための両差しだと思うのです。

常々書いてきたことですが、往時に比べて体力も衰えてきたのか、白鵬の相撲には時折”省エネモード”が垣間見えるときがあります。

そのための諸々の機略も、相手力士にとってみればつけ込むスキになりうると思うのですけどね、、、

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