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令和二年七月場所十四日目

この取り組みが見たかった

朝乃山と照強の対戦もさることながら、御嶽海と琴恵光の割も秀逸だったと思います。

今場所十一日目の記事でも書きましたが、琴恵光が愁眉を開きつつあります。

栃ノ心や勢との取り組みのように、差し手の返しや脇褌で胸を合わせて直線的に寄ったり、髙安戦のように執拗に押っ付けや前褌で食らいつく堅実な相撲を取ったり。

今の琴恵光なら、どんな体格・実力の幕内力士相手でも「一発入る」可能性があると思います。

で、今日の御嶽海戦。

右を差して、左の脇褌を引いて、琴恵光が形を作りました。

結局は体に厚みがあって体幹の良い御嶽海の掬いに屈しましたが、十分見せ場を作ったと思います。

審判部にとってもこの割を組んだ甲斐があったというものでしょう。琴恵光もあの内容で尚負けるのであれば、本望ではないのかな。

今場所は三役力士がそろって勝ち越している分、前頭上位の力士は負けが込んでいます。来場所は本割前半戦の上位取組がまた今場所とは印象の異なるものになるはずです。

琴恵光は今十六枚目だからその顔ぶれの中にはいないだろうけど、、、残念。

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令和二年七月場所十一日

静かに化ける力士

とでも形容すればいいでしょうか、この力士を。

今日勝ち越した琴恵光です。

今場所は腕をしっかり差して負けた相手は照ノ富士のみ。その一番も巨漢相手にして上手を頼りに土俵を残る残る。

七日目、栃ノ心を相手に右の腕を返して左を押っ付け、上手を引いて寄った相撲も圧巻でした。

去年の琴恵光についての自身の記事を見返して、当時の琴恵光は両差しを求めて、張りを多用したり、後ろから立ったり、立ち合いを工夫しながら取り口を模索していたのを思い出しました。

腕力が強くて両差しを狙う小兵力士として、松鳳山と似た生態系を形成するのかなとも当時思っていたのですが、今の琴恵光から受ける印象は全く異なります。

今の琴恵光は両差しにはこだわっていないように見えます。栃ノ心や髙安ら大型力士を相手にしても、片方の腕が差されば胸を合わせた相撲を厭わない。

もともと胸を出していく立ち合いで、体格に似合わない大きな相撲を取っていただけに、パッと見ではその大きな躍進に気づきません。

しかし、体重も去年に比べてむしろ減っているだけに、その静かな大化けに瞠目している好角家は少なくないのでは、と推察します。

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令和元年秋場所中日

華やかさのない力士?

今場所の何日目だったか、琴恵光がそう紹介されていました。

炎鵬や照強という分かりやすい”小兵力士”がいるため、そして松鳳山と並んで立ち合いで胸を出す取り口なので、解説席もこの力士の分類に悩むところなのかもしれません。

松鳳山・琴恵光と言えば窮屈な差し手からでも展開を作ったり、小手に巻いても煩い、所謂”小力の強い”力士。これは、大型化が進む現今の土俵での一つの淘汰の結果なのかもしれない。

琴恵光はというと、なんとか活路を見出そうと立ち合いでの工夫が見られます。

今年の春・夏場所は(やはり松鳳山と同様に)張りを多用したり。先場所・今場所と張りは少なくして、立つタイミングをずらしたり。今日の明生戦では立つ位置を後ろにずらしたり。

うーむ。やは書いてみるとやはり地味だな、この力士は、、、(笑)


今日から鶴竜と妙義龍が休場。

また初優勝の力士が誕生する可能性が高まって秋場所は後半戦へ。

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