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令和二年七月場所二日目

御嶽海強し

高砂親方は「一人でしか稽古してないからまだ相撲勘が戻ってないかな」とおっしゃっていましたが、全くそう感じさせない相撲巧者っぷりだったと思います。

今日二日目の相手は隆の勝。

隆の勝の突き押しを充てがうような腕の動きでしたし、受ける立ち合いだったと思います。

隆の勝が右を差し左は押っ付けて、完全に形を作ったな、と思いましたけど、ここからが御嶽海の圧巻。右半身を引いてこちらに重心を移して、左を巻き替えながら、右を肘まで深く差しました。

何がすごいって、これらの動作を流れるようにほぼ同時にこなしていましたからね。

幕内力士の中で、御嶽海の抜きんでたところを一言で言い表すとすると、「腕(かいな)さばき」だと私は思っています。

御嶽海の相撲を見ていると、四つ身の力士も突き押しの力士も、おおよそ両者の腕が密着する「押し」の間合いで相手をさばいています。

しかし御嶽海自身は廻しを使う相撲ではないところがポイント。相手の腕に仕事をさせず、あれよあれよという間に体を寄せて勝ってしまう。これが御嶽海の真骨頂だと思います。

隆の勝とはまだだいぶ実力差がありそう。今場所の御嶽海に土をつけるとすれば白鵬や朝乃山ではなく、貴景勝や大栄翔などの「突き」の間合いの力士のような気がするけど、、、

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令和元年九州場所千秋楽

令和二年は

と気の早い総括をしてしまいます。

年末もまだまだドイツにいるし、来年初場所までこのブログを更新することはないだろうと踏んで。

空前規模の大関レースとなるでしょう。

そこに絡んでくるのはおそらく、御嶽海、朝乃山、阿炎、竜電、大栄翔、遠藤、、いやもうキリが無くなって来る。

横綱・大関の怪我が多い中、彼らが照準を合わせなくてはいけないのは、上位ではなく彼らのライバルになるわけです。互いを牽制し合う文字通り”レース”のような大関争いになります。

今場所象徴的だったのは、御嶽海の大関取りの失敗と負け越し。9敗して来場所は三役陥落が濃厚です。やはり御嶽海は稽古場での取り組み方から考え直した方がよいのでは?

繰り返しになりますが、今の幕内上位はライバル同士の星のつぶし合いなので、本場所でも稽古場でも同輩から「強い」と思わせるような力士が、なるべくして大関になる、そういうことでしょう。

“型がある”という意味で、やはり朝乃山や遠藤、大栄翔の方が大関に近いような気がします。あるいは今四角最後方の元大関・照ノ富士?

だれが大関に一番近いかと言われたら、そりゃ髙安です。というか来場所復帰してもらわなければ困ります。

パワハラや、審判判断や物言いの作法、手つきの徹底の是非など、現役力士以外にもいろいろ宿題の残った元号代わりの年となりました。

惰性の強い世界ですから、それぞれにすぐクリアな解決策が提示・実施されていくことはないでしょう。数年後「そういえばいつの間にか角界のいろんなところ変わったよなぁ」と振り返ったとき、その起点となった年くらいにはなっているかもしれないけど。

千秋万歳。良いお年を。

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令和元年秋場所千秋楽

御嶽海優勝

おめでとうございます。

16場所連続の三役ということも含めて、成績だけ考えると今御嶽海が一番大関に近いのでしょう。

ただ何というか、彼に大関昇進の明確なイメージが湧くかというと難しいところ。

相撲勘や反応の良さでいったら随一、しかしこれといった型があるわけでもなし、稽古場ではめっぽう弱い「場所相撲」の底の浅さもしくは深さが測れない。

この「新しいタイプ」の力士の力量は未知数です。

本場所の解説陣も「大関候補」として頻々と言及するというより、「なにかやってくれる力士」として見ることが多い様子。

ここらで大関を手にしておかないと、三役を賑わす花々の一輪として終わってしまう可能性もあります。

なんといったって、朝乃山、阿炎、北勝富士、竜電、明生、大栄翔、、、来年再来年にかけて空前規模の凄絶な大関レースが予定されていますからね。

千秋万歳。

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