タグ: 阿武咲

令和三年春場所五日目

「阿武咲ブレイク」のフラグを回収せねば

今年の最初の記事で、「今年は輝と阿武咲がブレイクしないかな」と書いたままになっていたのを思い出しました。

そう書いた理由はあります。

隆の勝と並んで今幕内で押しから寄りへの美しい相撲を見せてくれている稀有な力士だからです。

先場所に続いて、今日の阿武咲も照ノ富士に完勝。

阿武咲の完成度の高い取り口を、向こう正面のカメラはきっちりと捉えてくれていました。

最初は深く差さないようにハズ押しに徹していた腕が、外四つの照ノ富士を土俵際まで追い込むやいなや、小指側が上を向いた状態でしっかり差さっています。いわゆる「腕を返す」という動き。

照ノ富士のような超大型力士を相手にしては、小さい相撲ではむしろ勝機が薄いでしょう。

今日の阿武咲のように丸くあたって、相手の懐で大きく開くような相撲でなければ。

これは何も対照ノ富士戦だけではありません。

貴景勝を除く大関陣の顔ぶれを頭に思い浮かべれば、今幕内上位でどのようなタイプの押し相撲が存在感を発揮できるかは、自ずと明らかです。

場所前の合同稽古では白鵬に指名されて30番の三番稽古を取ったそうな。その白鵬も休場か。本当に強かった白鵬世代の気風を後続世代に伝える力士の一人に、阿武咲もなってくれないとね。

コメント(0)

令和三年初場所初日

大相撲にとって厳しい一年が始まった

不安と緊張に満ちた大相撲初場所初日興行となりました。

事前から分かってたことではあるけれど、大相撲は個人競技でありながら、力士の生活の足場が部屋という密な共同体にあるため、感染症には弱い。

九重部屋、友綱部屋、宮城野部屋、荒汐部屋合計で全休力士65人という数値は現役力士の1割に匹敵し、原因が感染症であることを考えると開催ができるかどうかのギリギリのラインだっと思います。

不安要素は本場所興行の開催だけではありません。

出稽古の禁止が継続、昨年12月に相撲教習所で実施したような合同稽古も当面開催見送りとなるのではないでしょうか。実施したとしても本場所全休となるリスクを恐れて、参加をためらう力士が多いでしょう。

この煽りを一番受けるのは十両、幕内へ押し寄せてきている若い世代です。上位力士の胸を借りれないわけですから。

向こう数年間の土俵の盛り上がりに影を落としかねない厳しい一年が始まりました。

今年は輝と阿武咲がブレイクしてくれないかな、、、

コメント(0)

令和二年春場所十二日目

阿武咲の真骨頂

昨日白鵬から金星を挙げた阿武咲の真骨頂を今日の相撲で見た気がします。

大栄翔の突きの嵐をかいくぐって両差しから一気の寄り。昨日の白鵬戦では出足で、今日の取り組みは寄り身で魅せました。

左の腕の返しと体の浴びせ方がなんとも美しい。

差してからの寄り身という意味では、先日も書いた通り隆の勝に期待しているけど、ひょっとしたら阿武咲により適性があるような気もしてきますね。なぜだろう。寸胴でなくて丸っとした体がそう見せるのかな、、、

そして白鵬は意外にも2敗に転落しました。

何故意外かというと、左で踏み込み右の上手を探る立ち合いを 中盤から見せてくれていて、調子を取り戻してきているような感じだったし、昨日の北勝富士戦の攻めのスピードが圧巻だったから。

ということで今場所の優勝は鶴竜です。

コメント(0)