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令和元年九州場所十三日目

朝乃山に続き

正代のことも毎場所のように書いてしまうのだなぁ、このブログは。

北の富士さんに仮託して正代の取り口への注文を呟いたら、十三日目に本人が似たようなことをボヤいていらっしゃって、驚きました。

丁度50年前の十三日目に当時の大関・北の富士が2回目の優勝を決めたとのことで、琴櫻との取り組み映像が紹介されていました。NHKも小粋なことをします。

一昨日は朝乃山の右差しが云々と書きましたが、この横綱の差し身も美しい。

よく考えると、白鵬は踏み込みが低くて鋭すぎて差し手そのものに印象が残らない。鶴竜・日馬富士は頭から当たる力士だし、稀勢の里は腰高なため、立ち合いで押っ付けずに差していくと窮屈で強引な印象を受けました。

今の幕内上位に意外と少ない (栃乃心がいるけどこちらも今は迷走している) 立ち合いで胸を出す”差し身”タイプ、そこに朝乃山の値打ちがあります。

朝乃山と同様に正統派四つ身の北の富士さんが期待を掛けているのが、隠岐の海と正代。こちらは、上手を取らなくても差し手から煽って寄って勝ってしまう。投手に例えればホップする速球だけでバンバン三振を取ってしまう、正統派を超越した異能派というべきでしょうか。

あの胴の長さに自分の差し身があれば、、、と北の富士さんは人知れず彼らを羨んでいるのかもしれません。

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令和元年秋場所十三日目

北の富士さんの好きな力士

炎鵬?

ファンだと公言しているし、彼もその一人なのでしょうけど。

でもやはり、北の富士さんが隠岐の海と正代に送る熱視線は、それとはまた違うものがあります。

隠岐の海は孫弟子だからともかくとして、正代はなぜなのでしょう。一門も違うのに。そこに北の富士さんの好みが表れている気がします。

結論めいたことを言うならば、北の富士さんはおそらく、だいたいどの親方も口を酸っぱくして言う、浅い廻しを引いて頭を付ける「小さい相撲」が好きではない。

どちらかというと、立ち合いでは胸を出し、圧力と出足で徐ろに廻しを引きに行く「大きな」相撲のポテンシャルの方に魅力を感じる”ロマン派”、そう察します。今の幕内ならば正代、隠岐の海、大翔鵬、錦木かな。

そんな北の富士さんの気持ちを忖度するならば(別にする必要ないけど)、正代の目指すべき取り口は針の穴に糸を通すような両差しではなく、どちらかを差せば残せる四つ身の型でしょう。

先場所は廻しを引かずに出足だけで寄ってしまう相撲もあったし、今場所は相手の引き付けを利用しながら腰で振るような下手(掬い)投げも見せていました(鏡山親方によると俗称”ケツ投げ”らしい)。実は既に北の富士さんがイメージする”完成形”に近いところにいるのではないかという気がします。

ん?でも北の富士さんが育てた二人の横綱(千代の富士・北勝海)は決してそんなタイプではないけどなぁ??

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令和元年秋場所六日目

豊ノ島が幕内最年長とは

嘉風の引退によって関取最年長は36歳の豊ノ島だそうで。

関取に復帰してからまだ幕内の勝ち越しがなく、毎日祈るような思いで彼の相撲を観ています。

今日は若侍・貴源治に敗れてしまいましたが、見どころは作りました。

左腹をぶつけながら上手を切る動き、太鼓腹を前に突き出すような寄り、そして土俵際での掬い投げ。結局は貴源治のスケールに屈する恰好になり、善戦っぷりと負けっぷりに一抹の哀愁すら感じてしまいました。

「(引退した)嘉風のような力士になりたい」という友風の談話が紹介されていましたが、この師弟と同様、豊ノ島の相撲の系譜も正代に引き継がれていかれれば、と思っています。

四日目の正面解説・尾車親方は両差しからの一気の出足で志摩ノ海を寄り切った正代の相撲に惚れ切って「次の大関」とまで呟いていらっしゃった。

もう年齢的に大関へのチャンスは限定的だと思うのですが、北の富士さんに加えて正代に期待を掛ける親方がもう一人いたとは、、、

そして、もう松鳳山や琴奨菊も豊ノ島に次ぐ年長力士なのですね。

白鵬不敗神話を生きた世代の彼らにはもう一度二度花を咲かせてほしいのだけどな、、、

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