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令和元年九州場所三日目

幕内上位の突き押し力士

この中からヒール型の力士が出てきてくれたらもっと大相撲は盛り上がるのに。

もっとも、力士のインスタ投稿一つでSNS禁止令が出されるほど自粛ムードにある今の角界に、はみ出し者の出現を期待するのは酷かもしれません。

悪童っぽい相貌、小憎らしいほどの強さという意味では、貴景勝がその筆頭候補であることは間違いありません。しかし朴訥な求道者という感じの言動からして、やはり程遠い。

求道者という意味では、白鵬もそう。

双葉山に私淑し、神様級の実績を作った後、今ゆるやかに斜陽を迎えている白鵬に今更ヒールという感じもありません。

やはり角界の憎まれ役は朝青龍に尽きるのでしょうね。

白鵬は四つ身、離れた相撲いずれもこなし、勝つためには張り・カチ上げ何でもしてくる鬼に金棒のチート級力士。(今日も朝乃山を左で張りながら右に変化して左四つに組み止めたし。)それに対して朝青龍は張りこそ多用したけど184cmの上背ながら大型力士にも真正面から当たっていました。

フェアネスや美醜にこだわりを持ちすぎて敗れ去っていく、ドラマ・映画で設えたような悪役を彷彿とさせるのですよね。

番付を回復してきた琴勇輝もひょっとしたらそのポテンシャルを持っているかも、そう思った九州場所三日目だったのですが、これはまた後日。

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令和元年九州場所二日目

横綱・大関総崩れ

その原因は貴景勝の二度の立ち合い失敗にあると思います。

不可思議ですよね。

貴景勝は立ち合いの先後に注文を付けるタイプではありません。調べてみると今年の立ち合いの失敗は春場所の北勝富士戦だけ。注文力士が相手ということで、これは致し方なさそうだ。

しかし今日の一番の立ち合いでは、明らかに貴景勝側が先に立ちたがっています。

一体朝乃山の何を恐れたのか?左足を大きく踏み込む朝乃山の立ち合い一歩目の間合いを崩したかったのか?

こういう自壊したような負け方をすると、後の二番にも少なからず 影響するのです。大相撲は繊細ですからね。

髙安は昨日と打って変わって防戦一方、白鵬は柳の下の泥鰌を求める右のカチ上げを大栄翔にガードされて完敗。

ほんのささいなことが分水嶺に。

一年納めの場所は横綱・大関に締めてほしいのだけれど。

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令和元年秋場所十二日目

貴景勝大関復帰

となると次の大関候補は一体誰だろう、と気の早いことを考えてしまう。

数日前に記事に書いたときには、盛り上がって「遠藤と朝乃山の大関レースだ」なんて安直に思ったけど、今の幕内上位で彼らの3場所33勝はまだちょっとイメージしづらいです。

現横綱・大関に加えて貴景勝・御嶽海・北勝富士・阿炎・玉鷲・大栄翔ら粒ぞろいの突き押し力士を相手に1場所平均4敗までというのはなかなかシビアでしょう。

今日遠藤は玉鷲に完敗、同じくリーチの長い阿炎も決して合い口が良い相手とは言えない。

遠藤より相撲の大きい朝乃山は、打って変わって比較的小ぶりの大栄翔に分が悪い。

御嶽海が三役の地位を守り続けているのも頷ける気がします。 今の幕内上位の土俵では、 四つ身の型なんかよりも、突き押しの腕捌きと寄り身を両方持っている御嶽海の取り口の方が、”安定感”があります。

ということで、やはり次の大関は御嶽海なのか??

でもここに異能派の明生が加わり、巨漢・照ノ富士が戻ってきたりなんかしたら、これは又訳が分からない。

白鵬世代が去った後の幕内上位の風景って、これはこれで存外バラエティーに富んだものなのかもしれない、などと想像しておりました。

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