タグ: 髙安

令和三年春場所十二日目

ベテラン力士二人

髙安と照ノ富士が今場所の優勝争いの焦点になりそうですね。

入幕も大関昇進のタイミングも違えど、一つ前の元号で出世を競い、雌伏を経て、この二人のベテラン力士が今再び幕内の風景の中心にいます。

長い長いキャリアを物語るかのように、今の二人は辛抱強い”大相撲”を展開できる力士です。

七日目の髙安の宝富士戦もさることながら、今日の照ノ富士戦も刮目させられるものでした。

玉鷲の激しい突きをかいくぐりながら左の下手を引きましたが、土俵際の玉鷲の小手投げを食わないように一旦離して突きの間合いに戻りました。その後も玉鷲ののど輪攻めに対して安易に引かず、飽くまで体を正対させながら充てがい、突き落としで勝負を決めました。

玉鷲の根負けです。

勝ちを近づけるより、負けを遠ざける相撲、二人の取り口にそれを感じます。

それにつけても、その照ノ富士を根負けさせた志摩ノ海の一昨日の相撲には驚きました。

大型力士が大関の番付に三枚並んでいる今の土俵では、なまじ小さい相撲よりも阿武咲や隆の勝のように小さく当たってから胸を合わせて大きく開く相撲の方が、なんて書いたけれども。

執拗に頭を付けて筈押と押し付けで食い下がる志摩ノ海の勝ち方は、そんな私の記事に対するアンチテーゼだったな、、、

明生も入幕当時の両差しよりも右の前褌の方が目を引く取り口になってきたし。

いったいどの取り口が今の大関陣に大きな風穴を開けてくれるのだろう。その候補と可能性は多ければ多いに越したこはない。

コメント(0)